指値を使った４つの注文方法

「指値注文」のメリットは、

・チャートを何度も見る必要がない
・チャートを見ないため、その場の雰囲気に流されない
・分析に沿った取引が出来る

など、感情や時間などといった邪魔なものに左右されずにトレード出来ることが特徴です。

①OCO注文（オーシーオー）

指値と逆指値を同時に注文

「One cancels the other」の略で、新規注文や決済注文で２つの注文（指値、逆指値）　を同時に出しておき、どちらかが成立すると、もう一方はキャンセルされる注文方法です。
ポイントは、新規注文でも、決済注文（ポジションを持っている状態）でも設定出来ることです。

②IFD注文（イフダン）

新規と決済を同時に注文【If　done　＝　もしも、～がされたら】

新規注文でのみ選択できます。
いくらで買う（売る）という新規の注文と、その新規注文が成立したら、
いくらで売る（買う）という決済のレートを同時に指定する注文方法です。

③IFDOCO注文（イフダンオーシーオー）

IFDとOCOの組み合わせ

IFDと同様に新規注文でのみ選択できます。
新規注文と同時に、その新規注文が成立した時に有効となる2種類の決済注文
（ 利益確定のための「指値注文」と損失限定のための「逆指値注文」）
の全てをワンセットで注文出来ます。

２つの決済注文のどちらかが成立すると、もう一方はキャンセルされます。

④トレール注文

値動きに合わせて逆指値が動く

買い注文を入れた場合、価格が上昇するとともに、逆指値注文の値も自動的に上昇していく注文方法です。
価格が上昇する限り、設定したトレール幅（値幅）を保ちます。
しかし、下降してきた時は逆指値（損切）は動きません。
そこで、現在の価格と逆指値の価格が合えば決済される仕組みです。
売り注文の時も同じように考えてください。