どんなトレードルールでも必要になるのが「トレンドとレンジを見分けること」です。
レンジが得意なトレードルール。トレンドが得意なトレードルールがあります。
その為にもしっかり見極めなければなりません。
ブレイクをきっかけにトレンドが発生
引いたラインが「右斜め上」または「右斜め下」を向く
FXでは有名な、6つの法則から成る「ダウ理論」
① トレンド相場が発生する時
相場は大きく分けて、トレンドが発生しているか、レンジか、で分ける事ができます。
高値と高値。安値と安値を線で結んだ時に水平線であればレンジです。
レンジもずっと続くわけではなく、いずれ抵抗線(高値ライン)もしくは支持線(安値ライン)を破って動き出します。
これを「ブレイク」といい、ブレイクをきっかけにトレンドが発生する事が多々あります。
つまり、レンジを知る事はトレンドの発生を知る手掛かりとなるのです。
では、トレンドはなぜ発生するのか考えてみましょう。
トレンドが発生する要因は、大きくわけて2つあります。
一つは「ファンダメンタルズ要因」世界の出来事や政治的ニュースです。
もう一つは「テクニカル要因」です。
テクニカル要因とは
チャートを分析し、買い時や売り時のシグナルが現れたことにより、相場が動くことをいいます。
移動平均線による買いシグナルや売りシグナルやその他の分析方法のシグナルが発生する事により、買い時・売り時と判断するトレーダーが多く参加する(シグナルの方向にポジションを持つ)事で、トレンドの流れができていきます。
このように、チャートには群集心理が深く反映されていますので、大勢のトレーダーが注目しているラインやシグナルが有効になります。
② トレンドラインについて
上昇トレンドでは、安値と安値を結んだライン、下降トレンドでは高値と高値を結んだラインを「トレンドライン」といいます。
その引いたラインが「右斜め上」または「右斜め下」を向いており
傾いている方向がトレンド方向を指しています。
トレンド相場でトレードをする際は、なるべくトレンドライン付近でエントリーする事を心がけましょう。
また、レンジの抵抗線・支持線と同様に、長い時間軸で引けるラインが強い、という事も意識してくださいね。
③ トレンド相場の法則
FXでは有名な、6つの法則から成る「ダウ理論」というものがあります。
その法則の一つである、高値・安値を用いたトレンドの定義をご紹介します。
・上昇トレンドの定義
連続する高値・安値それぞれが、前回の高値・安値より上である限り、上昇トレンドとみなします。
・下降トレンドの定義
連続する高値・安値それぞれが、前回の高値・安値より下である限り、下降トレンドとみなします。
高値の次の高値。安値の次の安値を目安に、参加者のトレード方向が転換していきます。
そのサインが分かりやすければ分かりやすいほど、多くの人がエントリーをしますので流れも出やすくなります。