FXの仕組みのおさらいです。
① ２種類の通貨を交換
外国為替取引とは、２種類の通貨を交換する取引のことをいいます。
日本円を米ドルに交換したり、米ドルや豪ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランなど、外国の通貨（外貨）を日本円に交換したりすることです。
もちろん、ユーロと米ドル、あるいはポンドとスイスフランなど、交換できる通貨は日本円ばかりでなく、円を介さない取引も可能です。
言葉にすると難しく感じるかもしれませんが、覚えて欲しいことは、
よくニュースに出てくるココだけです。
日本円をドルに交換することを『ドル買い』または『円売り』と言い、
米ドルを日本円に交換することを『円買い』または『ドル売り』といいます。
すなわちドルを買うと同時に円を売っている
ドルを売ると同時に円を買っていると理解してください。
あくまでも通貨の交換なので、一つを買うと一つを売っているのです。
② 通貨の交換レート
交換するときのレート（交換比率）は、そのときのそれぞれの国における経済状況や政治状況、金利や貿易収支、世界情勢など様々な要因によって常に変動しています。
為替レートは、２国間の通貨交換ですから、「円高・ドル安」という場合では、ドルに比べて円が強い（価値が高い）ということになりますが、円が全ての国の通貨に対して強いということではありません。
円の価値が上がった・下がった、あるいは、ドルの価値が上がった・下がったなど、外国為替は通貨交換をする時点での２国間のレートで行われます。
③ 通貨ペア
２国間での通貨交換で使用するふたつの通貨を「通貨ペア」といいます。
各通貨には、アルファベット 3 文字で表される通貨コードが定められています。
例えば、米ドルの通貨コードは「USD」、円の通貨コードは「JPY」で、米ドル/円は、「USD/JPY」となります。
ＦＸでは通貨コードによる表記もよく使われますので、代表的なものは覚えておきましょう。
通貨ペアはたくさん種類がありますが、 取引できる通貨ペアは証券会社によって異なります。
【代表的な通貨ペア一覧】
最初は、USD/JPY（ドル円）・EUR/USD（ユーロドル）
この二つの通貨が スプレッドも低く、人気通貨ですので、初心者の方におすすめです。
他には、
・EUR/JPY（ユーロ円）
・GBP/JPY（ポン円）
・AUG/JPY（オージー円）豪ドル円ともいう
・NDZ/JPY（ニュージー円）NZ円
・GBP/USD（ポンドル）
こちらも人気のある通貨ですが、値動きが荒いことも多いので注意が必要です。
慣れてからチャレンジするようにしてください。
まずは、ニュースなどで出てきて知っている国の通貨が良いと思います。
どこの国だか分からないような通貨などで取引するのはＮＧです。
また、メジャーな通貨でないと参加者が少ないため、動きも少なく、スプレッドが（売買手数料）が高くなるので注意が必要です。
