FXでよく使われる用語です。
① スプレッド
取引ツールを見ると、「BID」と「ASK」
2 種類の数値が表示されています。
このように、取引するときには価格が2つあります。
この2つの価格は、
投資家がドルを売るときが「1 ドル=108 円76銭4厘」
投資家がドルを買うときが「1 ドル=108円76 銭6厘」
で取引をするということを表しています。
売値は「BID/ビッド」、買値は「ASK/アスク」と呼ばれ、
この売値「BID」と買値「ASK」の差を『スプレッド』といいます。
スプレッドとは、簡単にいうと証券会社への手数料です。
この価格差が、証券会社からみると「利益」となるのです。
ですので、スプレッドの低い方が手数料は少なく、利益が大きくなるということになります。
デモ口座で取引をした際、「いきなり損益がマイナスになっている」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、エントリーした瞬間の価格は、2種類の価格の不利な方の価格で取引を開始しているからなのです。
ですが、証券会社のスプレッドは年々低い会社が増えていますので微々たるものです。
別途取引手数料を請求されるというものではありませんので、ご安心ください。
② レバレッジ
「レバレッジ」は、日本語で「テコ」を意味します。
つまり、「小さな力で大きなものを動かす」ということを表しているのですが、FXでいうと、「小さい金額で大きな投資」をするための仕組みのことになります。
【最大レバレッジ】
最大レバレッジは、「預けた資金の、最大何倍までの取引が可能か」を表します。
日本の証券会社の最大レバレッジは25倍までと法律で定められています。
【取引通貨量と必要証拠金】
FX業者では、最低取引通貨量が「1万通貨」と「1000通貨」からのどちらかだと思います。
・ドル/円で1万通貨取引をする=1万ドル分を取引する
・ユーロ/ドルで1万通貨取引をする=1万ユーロ分を取引する
というように、通貨ペアの前にある通貨が取引対象通貨(第1通貨)です。
これに対し、通貨ペアの後ろにある通貨は、取引相対通貨(第2通貨)といいます。
レートは刻々と変動しますから、1万通貨取引に必要な証拠金も変わってきます。
また、トレード中も資金が増減しますから、有効な証拠金も変わってきます。
計算式をいくつかあげますが、毎回計算する必要はなく「1万通貨取引には、この位の証拠金が必要なんだな」と理解していれば問題ありません!
●資金10万円の口座で
「ドル/円の現在レート=107.500、1万通貨取引」と仮定します。
・取引額= 現在のレート107.500 × 10000(通貨)=1,075,000円
最低必要証拠金は、取引額の25分の1=4%ですから、
1,075,000円 × 0.04 = 43,000円 となります。
次に最大取引数量を考えてみましょう。
・最大取引数量= 証拠金 × 25倍(レバレッジ) ÷ 現在のレート
→ 100,000円 × 25 ÷ 107.500 =23000通貨
23000通貨が取引数量の上限という事がわかります。
ですが、これはあくまでも「上限」ですので、
初心者のうちは、資金10万円で1万通貨までを目安とした取引をおススメします。
また、例では「現在のレート」で計算しましたが、実際は1円単位であったり、
業者によっては前営業日や先週末終値を基準としていたりしますので、
おおよその目安としてお考えください。