本物のトレンドを見極める方法

FXにも稼ぎ時があります。

それはトレンド発生時です。

レンジの行ったり来たりでトレードする方法もありますが、トレンドで得た利益を考えると、トレンド発生時にトレードをするほうが断然効率が良い！！
私も主にトレンドに乗るスタイルでトレードをしています。

トレンドの大きさも大なり小なり様々ありますが
一たびそのトレンドを掴めば大きな利益を出せるのです。

ぽん！とローソクが上昇した時、この先トレンドが発生していくかどうかを見る時に
使える技ご紹介します。

パーフェクトオーダー

パーフェクトオーダーとは、期間の異なる複数の移動平均線が、
上昇トレンドでは、上から短期・中期・長期の順に奇麗に整列している状態を指します。
（下降トレンドでは逆になる。上から長期、中期、短期の順。）

オレンジ＝短期、青＝中期、白＝長期

図①の区間

上から、短期・中期・長期の順番で並び、それぞれ右肩上がりとなっている（なりつつある）、上昇トレンドのパーフェクトオーダーの状態です。

図③の区間

下から、短期・中期・長期の順番で並び、それぞれ右肩下がりとなっている（なりつつある）、下降トレンドのパーフェクトオーダーの状態です。

それぞれ、トレンドが発生している、と判断する事ができますので、
トレンド方向へのエントリーポイントを探ります。
グランビルの法則などを活用してみましょう。

パーフェクトオーダーの注意点

図②の区間

よく見ると、区間の終わりの方でも上昇トレンドのパーフェクトオーダーの状態になっていますよね。
ですが、上昇トレンドは継続せず、下降に転換していきました。

このように、移動平均線の順序が並んだからといって、必ずトレンドが発生するというわけではありません。
レンジ相場でも、移動平均線が絡み合う中で順序が並ぶこともよくあります。
つまり、パーフェクトオーダーにさえなればいいのではなく、
相場全体の流れを意識することが重要になります。

ダウ理論の「上昇トレンドの定義」をもってチャートを見た場合どうでしょうか。
①の区間の終わりの方では、直近の高値を更新できていませんから、定義からすると、
上昇トレンドは終了しているといえるでしょう。

レンジと同様に、トレンドもいつまでも続くものではありませんから、
様子が変わったと思ったったら、少し慎重に様子をみましょう。
②の区間から再度、上昇トレンドが発生する可能性ももちろんあります。

トレンドの定義が崩れたり、逆方向のパーフェクトオーダーが発生するような事があれば、損切をして仕切りなおす心構えが必要です。