移動平均線の習性を使ったトレード方法
① 移動平均線と為替レートの位置関係
移動平均線は一定期間の価格(レート)の平均値ですから、本来この二つは「つかず離れず」の位置関係を保ちます。
しかし値動きの乏しい相場が続くと、レートと移動平均線はもつれ合う状態になり、トレードには不向きです。
また、急変動してレートが移動平均線と離れ過ぎた場合、レートは移動平均線のほうへ戻ろうする習性があります。
例えば、移動平均線が明確な上昇トレンドであったとしても、移動平均線とレートが大きくかい離した状態では、「買われすぎ」と判断されやすく、下落リスクが高くなりますので、買うタイミングとしては好ましくありません。(下降トレンドの場合も同様です)
トレードの基本は、上昇トレンド中は「なるべく安いところで買う」、下降トレンド中は「なるべく高いところで売る」でした。
そこで「移動平均線から大きく離れると戻ろうとする値動きの習性」を使うとエントリーポイントが見えてきます!
② 押し目買い、戻り売り
トレンドが発生している場面でも、一直線ではなく、呼吸をするように上下の波形を作りながら、大きな波形を描いていきます。
上昇トレンド中の一時的な下げを「押し」といい、押しが反発した付近で買いエントリーする事を「押し目買い」といいます。
下降トレンド中の一時的な上げを「戻し」といい、戻しが反発した付近で売りエントリーする事を「戻り売り」といいます。
この「押し」や「戻り」は、移動平均線付近で発生することが非常に多いのです!
上昇中でも移動平均線から遠く離れたところでエントリーするのはNGです。
移動平均線付近までひきつけるように待ってからエントリーすると大きな損失になりにくく
もし再びトレンドが発生すれば、そのチャンスを掴むことができます。
待つことは無駄じゃない
最大きく動いている時に飛び乗ってエントリーせず、「押し目買い」「戻り売り」を意識するようにしましょう。
この待つということが少々じれったくて、すぐにポジションを持ちたくなってしまうと思いますが、待つことは無駄じゃありません。
待ったからこそ、安心して持っていられるポジションを手にいれることが出来るのです。
この待つということが少々じれったくて、すぐにポジションを持ちたくなってしまうと思いますが、待つことは無駄じゃありません。
待ったからこそ、安心して持っていられるポジションを手にいれることが出来るのです。